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新作「ディグダグ」を掲載しました(2007年7月16日)

しかし彼らはコンタクトステイションを使用し、自分と対面することをやめようとはしない。
彼らはまるで薬の中毒に陥ったかのようにコンタクトステイションに通いつめ、自分自身を確認しようとするのだ。
なぜなのか? 
それは微かな希望ゆえか、主観的自分を以前に回復させようと必死なのか、
彼らはコンタクトステイションが出力する仮想的自己に対して、質問を何度も何度も繰り返す。
自分自身の数少ない英雄体験(その多くは子供時代に経験した、小さな出来事であり、
勇気を出して不良を追い払ったとか、女の子の背中についた虫を取ってあげたなど、
そのような些細なもの)を思い出しながら、仮想と何時間でも語り合おうとする。
まるで宗教にのめり込んでしまったかのように。彼らは空白を埋めようと必死だった。
       

                        □近日公開(後悔)予定「コンタクトステイション(仮)」より
        

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